WOB 機能美マウスピース矯正

マウスピース矯正で歯並びはどこまで治せる?適応症例と治療計画のポイント

透明で目立ちにくく、取り外しもできるマウスピース矯正は、近年多くの方に選ばれている矯正方法です。一方で、インターネットやSNSでは「思ったように歯が動かなかった」といった体験談を見かけ、不安を感じている方もいるでしょう。

実際のところ、マウスピース矯正は多くの歯並びに対応できる優れた治療法です。ただし、すべての歯並びに同じ方法が適しているわけではありません。大切なのは、「マウスピース矯正かワイヤー矯正か」という治療方法だけで判断するのではなく、一人ひとりの歯並びや噛み合わせに合った治療計画を立てることです。

この記事では、マウスピース矯正で改善できる歯並びや適応が難しいケース、治療方法を選ぶ際に知っておきたいポイントについてわかりやすく解説します。歯並びの改善を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正とは、透明なマウスピース型の矯正装置を装着し、歯を少しずつ動かして歯並びや噛み合わせを整える矯正治療です。

患者さん一人ひとりの歯並びに合わせて複数枚のマウスピースを製作し、一定期間ごとに新しいものへ交換しながら歯を計画的に移動させます。透明で目立ちにくく、自分で取り外せることから、学校生活やアルバイト、就職活動など、人前に出る機会が多い大学生や20代の方にも選ばれています。

ただし、マウスピース矯正は装置を付けるだけで歯並びが整うわけではありません。歯並びや噛み合わせの状態を確認し、どのように歯を動かすかを考えたうえで治療計画を立てることが重要です。

また、歯並びの状態によっては、マウスピース矯正だけでなくワイヤー矯正を組み合わせたほうが、より理想的な仕上がりを目指せるケースもあります。

まずは、マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いを見ていきましょう。

項目 マウスピース矯正 ワイヤー矯正
見た目 透明で目立ちにくい 装置が見えやすい
取り外し 食事や歯磨きの際に取り外せる 自分では取り外せない
食事 普段どおり楽しみやすい 食べ物が装置に挟まりやすいことがある
歯磨き 普段どおり磨きやすい 装置の周りを丁寧に磨く必要がある
適応症例 軽度〜重度まで幅広く対応可能※ 幅広い症例に対応可能

マウスピース矯正で改善が期待できる歯並び

マウスピース矯正は、さまざまな歯並びの改善を目指せる治療方法です。近年は治療技術の進歩により、以前は難しいと考えられていた症例にも対応できるケースが増えています。

ただし、適切な治療方法は歯並びの見た目だけでは判断できません。歯や顎の状態、噛み合わせなどを総合的に確認したうえで、一人ひとりに合った治療計画を立てることが大切です。

ここでは、マウスピース矯正で改善が期待できる代表的な歯並びをご紹介します。

叢生(そうせい)|歯がガタガタに重なっている

叢生とは、歯が並ぶスペースが不足し、歯が重なったりねじれたりしている状態です。八重歯も叢生の一種に含まれます。

軽度から中等度の叢生であれば、マウスピース矯正で改善を目指せるケースが多くあります。歯を少しずつ動かしてスペースを確保し、歯並びを整えていきます。重度の叢生では抜歯やワイヤー矯正を組み合わせたほうが適している場合もあります。

空隙歯列(くうげきしれつ)|すきっ歯

空隙歯列は、歯と歯の間にすき間がある歯並びです。前歯のすき間が気になり、笑顔に自信を持てないと感じる方も少なくありません。歯を少しずつ移動させてすき間を閉じることで、見た目だけでなく噛み合わせの改善につながることもあります。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)|出っ歯

上顎前突は、上の前歯や上顎が前方に出ている状態です。歯の位置が原因となっているケースでは、マウスピース矯正で改善が期待できる場合があります。骨格が大きく関係している場合は、ほかの治療方法を検討したほうがよいケースもあります。

 下顎前突(かがくぜんとつ)|受け口

下顎前突は、下の歯や下顎が前に出ている歯並びです。軽度で歯の傾きが原因となっている場合は、マウスピース矯正が適応となることがあります。しかし、骨格的な要因が強い場合は、ほかの治療方法を組み合わせて治療を進めるケースもあります。

開咬(かいこう)・過蓋咬合(かがいこうごう)などの噛み合わせ

見た目だけでなく、噛み合わせの改善を目的としてマウスピース矯正が行われることもあります。例えば、奥歯で噛んでも前歯が閉じない「開咬」や、噛み合わせが深い「過蓋咬合」なども、症例によっては改善を目指せます。ただし、噛み合わせは食事や発音にも影響するため、歯並び以上に慎重な診断と治療計画が重要です。

マウスピース矯正だけでは難しいケース

マウスピース矯正は幅広い歯並びに対応できる治療法ですが、すべての症例をマウスピースだけで改善できるわけではありません。歯並びや噛み合わせの状態によっては、ワイヤー矯正を組み合わせたり、別の治療方法を選択したりすることで、より良い治療結果が期待できるケースもあります。

ここでは、マウスピース矯正だけでは対応が難しい代表的なケースをご紹介します。

重度の叢生(ガタガタが大きい歯並び)

歯が大きく重なり合っている場合は、歯を並べるためのスペースを確保する必要があります。症例によっては、マウスピースだけで歯を動かすよりも、ワイヤー矯正を組み合わせたほうが効率よく歯を移動できることがあります。

抜歯が必要となるケース

歯をきれいに並べるスペースが不足している場合は、抜歯を伴う矯正治療が検討されることがあります。抜歯をすること自体は、決して珍しいことではありません。しかし、抜歯後に歯をどのように動かしていくかは高度な治療計画が求められるため、症例によってはワイヤー矯正を併用したほうが適している場合があります。

骨格的な要因が大きいケース

出っ歯や受け口と聞くと、歯並びだけが原因と思われがちですが、実際には顎の骨格が大きく影響しているケースもあります。このような場合は、歯だけを動かしても十分な改善が難しいことがあります。そのため、歯並びだけでなく骨格や噛み合わせまで含めて診断し、適切な治療方法を選択することが重要です。

噛み合わせの改善を重視するケース

矯正治療の目的は、歯並びをきれいに見せることだけではありません。しっかり噛めることや、将来的に歯へ負担がかかりにくい噛み合わせを目指すことも大切です。そのため、見た目の改善だけで治療方法を決めるのではなく、機能面も考慮しながら治療計画を立てる必要があります。

歯並びに合った治療計画が、仕上がりを左右する

マウスピース矯正とワイヤー矯正には、それぞれ特徴があります。しかし、どちらの治療法が優れているかという単純な比較ではありません。

矯正治療で大切なのは、一人ひとりの歯並びや噛み合わせ、顎の状態などを総合的に診断し、その方に合った治療計画を立てることです。

同じように見える歯並びでも、原因は人それぞれ異なります。そのため、見た目だけで治療方法を決めると、思うような仕上がりにならない可能性があります。

同じ歯並びでも、原因は人によって異なる

例えば出っ歯と一口にいっても、前歯が前方に傾いているケースもあれば、上顎の骨格が前に出ているケース、噛み合わせが影響しているケースなどさまざまです。また、ガタガタの歯並びも、歯が大きいことが原因なのか、顎のスペースが不足しているのかによって、適した治療方法は変わります。見た目が似ているからといって、同じ治療で改善できるとは限りません。

マウスピース矯正の力を引き出すのは治療計画

マウスピース矯正は、多くの症例に対応できる優れた治療法です。しかし、その性能を十分に発揮するためには、歯をどの順番で、どのくらい動かすのかを考えた治療計画が欠かせません。

歯並びや噛み合わせの状態によっては、マウスピース矯正だけで治療を進めるよりも、ワイヤー矯正を一部取り入れたほうが効率よく歯を動かせることもあります。

「この治療法しか選べない」ではなく、「最適な方法を選べる」ことが大切

矯正治療では、最初から治療方法を決めてしまうのではなく、診断結果をもとに、その方に適した方法を選択することが重要です。マウスピース矯正が最適な場合もあれば、ワイヤー矯正を組み合わせたほうが、より理想的な歯並びや噛み合わせを目指せる場合もあります。

治療法そのものにこだわるのではなく、一人ひとりに合わせた治療計画を立てられるかどうかが、満足のいく仕上がりにつながるポイントといえるでしょう。

自分に合った治療計画を提案してくれる医院を選ぼう

ワイヤー矯正、マウスピース矯正、あるいは両方を組み合わせた治療など、矯正治療にはさまざまな選択肢があります。大切なのは、治療法そのものではなく、自分の歯並びや噛み合わせに合った治療計画を立てることです。

その考え方をもとに開発された治療法の一つが、Worldwide Orthodontic Brains(WOB)が推奨する「機能美アライナー®」です。機能美アライナー®は、マウスピース矯正を基本としながらも、必要に応じてワイヤー矯正などの治療を組み合わせ、一人ひとりに適した治療計画を立てることを大切にしています。見た目の歯並びだけでなく、噛み合わせの機能や口元全体のバランスまで考慮し、より良い治療結果を目指します。

主な特徴は、次の3つです。

現在、機能美アライナー®の認定医院は全国50か所以上に広がっています。

「自分の歯並びはマウスピース矯正で治療できるのだろうか」「どの治療方法が自分に合っているのだろう」と迷っている方は、まずは認定医院でカウンセリングを受け、歯並びや噛み合わせの状態について相談してみてはいかがでしょうか。自分に合った治療計画を知ることが、理想の歯並びへの第一歩になります。

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